ポンド急落

景気回復が更なる不透明感へ

今回のFOMCはかなり下方修正が目立ちました。
まず、景況の表現が緩やかから控えめに修正されました。これは景気の回復速度が鈍化していると受け止められます。
また、資産買取りについて、前回は何も表記されていなかったのに、今回はMBS(住宅ローン担保証券)やエージェンシー(政府機関)債の償還分をアメリカ国債へ再投資するということを決めたという文言がありました。
そして、雇用に対して改善したという文言を削除しました。このことから、次の雇用統計と同時に発表される失業率の指標発表では失業率の上方修正が見込まれます。

これは、かなり憂鬱になる内容ですね。ちょっとアメリカ経済の先行きが不安になりました。
これがアメリカだからまだ楽観視できますが、もし、日本国政府がこのような内容を述べたとしたら、資産買取りについてはかなり国民の批判を浴び、雇用や景気など先行きに対する不安が広がりパニック状態になるのではないかと思います。
それくらいショッキングな内容でした。
為替もFOMCのネガティブな内容を受けてドルが売られました。
そして、とうとう夕方には85円が切れてしまいました。
私の86円売りポジションは85円で手仕舞いしようかと思ったのですが、86円に上ってくるのが一苦労な感じでしたし、FOMCの内容がとてもネガティブで、次回の雇用統計とFOMCまで下落が続きそうなのでキープしておきます。

さて、本日はもう一つ重要イベントであるイギリス中央銀行によるインフレレポートが公表されました。
レポートによれば、GDPは下方修正され、インフレ率は12年で2%下回るとのことでした。
これを受けてポンドは急激に売られました。更にキング英国中央銀行総裁が、英国の景気回復は続くけれども見通しは不確実との発言も売りを後押ししました。
ポンドはインフレレポートが公表される前から軟調ぎみだったのですが、公表と同時に一気に下落し、ポンド円は133.2円あたりをつけました。
私は133.5円まで戻ってきたところを売りました。
ポンドは既にだいぶ下落していたし、このところ上昇トレンドにのっていたので、ターゲットは欲張らずに133円割れで。
結果は133円で決算できました!
50pipsの儲けです!
さて、このインフレレポートの下落をうけて、クロス円もドル円も下落してしまいました。ドル円は84.8-9円にかけてかなりストップ売りが隠れていました。
更に追い討ちを掛けるかのように21時30分に発表されたアメリカ6月貿易収支も予想より悪くドルが売られました。ドル円の軟調はまだまだ続きそうです。
ただ、NYダウは底堅く推移していますので、つっこみ売りは危険だと思います。逆にいえば、ダウが弱気になれば、一気に崩れそうです。

本日は朝にも重要な指標がありました。中国の経済指標がいくつか発表されました。
一番注目されたCPI(消費者物価指数)は予想よりも弱く、ほとんどの指標が弱かったです。
これを受けて中国の貿易相手国であるオーストラリアドルは売られました。
全体的に嫌気する経済指標であったので、しばらくはオーストラリアドルは軟調な動きになりそうです。
オーストラリアに関しては明日10時半に発表される雇用統計が悪ければ、更に下落するでしょう。
ドル円も地合が悪いので、オージー円が下落すれば釣れ安になるかもしれません。

為替も気になりますけど、これだけ円高になると、日本の輸出企業の先行きが心配になりますね。雇用の問題もありますし、個人的には日銀に何らか策を講じて欲しい気がします。
明日も引き続き頑張りましょう。